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「あはは~☆ ごめんごめん」
謝り方軽いわっ…と心の中でツッコミをいれながら、今朝見た夢を思い出す。
…夢なのにこんなハッキリ覚えているなんて、珍しいよな。しかも無駄に現実味があったし。
…正夢とかかなぁ。
「作者さんが働かない分、心理描写頑張ってね♪」
「まぁお決まりだから、頑張るよ。」
母さんは読心術を使えるらしい
特技にしては怪し過ぎるよな。
そんな事を考えていたら、
いつもぼんやりしている母さんが急に難しい顔をし始めた。何故か俺の顔をじっと見ている。
「葵君、何かあった?」
割と唐突な質問だった。
「ふぁい!?」
そして噛んじまった、チクショ-
「葵君ここが、ぎゅーってしてるよ?悩み事でもあるの?」
母さんは俺の眉間をつついて心配そうに尋ねてくる。
「ぎゅーって………どこのアパートの管理人だよ。何でもないし、大丈夫だよ。」
そんな事を話していると、
俺の部屋の扉が、『ガチャリ』と音を立てて開いた。
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