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「まだ力尽きないみたいですね…」
「ぐっ…ぐはっ…
こんな所でくたばってたまるか…」
「はぁっ!!」
敵はオレの腹部を狙ってきた
「そこだ!!」
オレは腹部にパンチをもらわないように身体を捻り、その反動で蹴りを頭に喰らわせた
「ぐっ…
貴様よくも!!」
「へっ!!
オレの方が一枚上手だったみたいだな!!」
「だが状況は何一つ変わらないぞ!?
貴様の敗けだ!!」
悔しいが変えす言葉も見つからなかった
そして敵の拳はゆっくりと向かってきた
いや、本当は結構な速さだと思うがオレにはこの時間が長く感じた
「ああああぁぁっ!!!!!」
「なっ!!
ぐあぁぁっ!!」
何かがエレファントヒュードロイドに猛スピードで激突し、オレは難を逃れた
「痛って…
やっぱり坂道をブレーキのない自転車でかけ降りるのは無茶だったんだよ…」
一人の少年は立ち上がった
オレはこいつを知っている
「大翔!!
何しに来たんだ!!早く逃げろ!!」
「その声は探偵さん!?
あなたが探偵さんなんですね??
あなたを助けに来ました!」
「うぅっ…
よくもやってくれたな…」
エレファントヒュードロイドもゆっくりと立ち上がった
「お前は夢の!!」
(大翔!早く変身よ!!
さっき教えたでしょ?)
「忘れてた!!
今からお前達を倒す!!」
大翔はV字のバックル、Vバックルを腹部にあてがった
するとベルトが飛び出し、腰にしっかり固定された
「変身!!」
仮面ライダー1号の変身のポーズの様に手を斜めに交差させて、引き手をぎゅっと握った
そして両手を上で交差させて、一気にVバックルまで両手を降下させ、Vバックルを勢いよく弾いた
すると目映い光がベルトから放出されて大翔を包み込んだ
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