声の正体と敵の影

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数分待つと屋敷の大きな門が開き、一人の男が現れた 「高梨様ですね、お嬢様がお待ちです、さぁ」 「あ、どうも…、失礼します」 「こちらです」 大翔が広い屋敷を男の後について行くと、綺麗な屋敷とは不釣り合いな小汚ない倉庫の前に着いた 「では失礼します」 「え、あえ~!?」 ほとんど説明もなくここに連れて来られた訳だが、一応扉をノックしてみた すると勢いよく扉が開いて一人の少女が現れた 「待ってたよ~!! さっ、中に入って!!」 「あぁ、お邪魔します」 「ここ座って!!」 大翔は一言失礼しますと言って、椅子に腰をかけた それから沈黙が続いた 「え…っと… 俺の事呼んでたのは君?」 「うん、そうよ~! 私は北神美樹(きたがみ みき)!! 17歳の高校3年生 因みに彼氏は募集中!」 「そ、そうなんだ…」 大翔は聞いてないと言おうとしたが、ぐっと心に押さえた 「で…、俺に北神さんは俺に何のようなのかな…?」 「美樹でいいわよ よそよそしい!! 私が君に呼び掛けた理由 それは君に日本を守ってもらう為よ!!」 「あぁ~…、成る程ね ………… えぇ~!!!!!!」
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