声の正体と敵の影

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「俺が日本を守るなんて絶対無理だよ…! ほら、頭良くないし、足遅いし、平凡だし…」 「バカね~ 君は変身が出来るじゃないそれが平凡なの?」 「ま、まぁ確かに…」 「君なら出来る!! 楽勝だ!!ねっ♪」 美樹は顔をぐっと近付けた 「そ、そうかな…?」 「そうに決まってるじゃんか 第一嫌って言ってもやってもらうんだけどね そのベルト、君を資格者として選んだみたいだし」 「えぇ!?、俺を?」 大翔は自分を指差した 「そう!君を! ちょっと前置きが長くなったけど、これまでの経緯を話すからよく聞いてね まず君の持ってるベルトはその昔、遡る事800年前の事、この世に悪魔がいた時代…、選ばれし者がそれで変身をして悪魔と戦っていたの そして現代、新たな悪魔の登場によってベルトは深い眠りから解き放たれたの 新たな悪魔はあなたが戦ったヒュードロイドの事」 「それで俺が選ばれたのか… ヒュードロイドって一体誰がなんの為に…」 「ショッカーの残党よ」 「ショッカー!?、ショッカーってあの都市伝説の!?」 「そう、都市伝説で有名なショッカーよ 37年前に二人の仮面ライダーによって壊滅させられた秘密組織よ だけど今、37年の年月を越えてショッカーは蘇ったの ジュードと名前を変えてね」 「ただの都市伝説じゃなかったんだ… 仮面ライダーも実際に会うまでただの都市伝説だと思ってた そんな奴等が日本を!?」 「そうよ そして、ジュードの情報集めをしに警察署に立ち寄った時に見たのが君 最初はヒュードロイドだと思って目を付けていたけど、君が利用されてる事を知って君の脳に私の能力で信号を送ったの その時にこのベルトが光だしたの」 「あぁ~… 難しい…」 大翔は目を丸くして、一点を見つめていた
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