声の正体と敵の影

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二人が音の方へ走りたどり着いた先は、新久町の大型ショッピングモールの近くだった そこには逃げ惑う人々の波があった 「行くわよ!」 「うん!!」 二人は人波に逆らい走った すると、人とは違う異質な生物が立っていた 「なんだぁ?オマエ? 逃げないのかぁ?」 「オレは逃げないよ 今からオレはお前を倒す! 美樹さん!!」 「よしきた!!」 美樹は大翔にバックルを投げ渡した 大翔はそれを片手でキャッチすると、腹部にあてがった そしてゆっくりとポーズをとった 「変身!!」 大翔はバックルを弾き、眩い光に包まれて仮面ライダーVへと変身した 「なんだぁ?オマエもオレと同じ、ヒュードロイドなのかぁ?」 「お前と一緒にするな! オレは仮面ライダーだ! いくぞヒュードロイド!」 大翔はヒュードロイドに向かい助走を着けて、飛び蹴りを放った 「あぶねぇなぁ!」 ヒュードロイドは拳でそれを受けた すると爆発が起きた 「ぐあぁっ!!」 「大翔!大丈夫!?」 「くっ…、心配ないよ」 大翔は爆発で吹き飛ばされたが、あまりダメージは無いらしく立ち上がり、美樹にVサインをつくって見せた 「はあぁぁっ!!」 大翔はヒュードロイドに正面から向かっていった そしてパンチを胴に決めた 「ぐっ…、やるなぁ!! これならどうだぁ!!」 ヒュードロイドは装甲された両腕で大翔を挟むように攻撃した 「遅い!!」 大翔は両腕で攻撃をブロックし、カウンターを狙おうとした時だった 「かかったなぁ!!」 「!!」 大翔がブロックしている両腕がまたもや爆発した しかも、先ほどにもまして威力は強力だった 「ぐああぁぁっ!!!」 大翔はその場に膝をついた 「これでもくらえぇ!!」 ヒュードロイドは膝をついた大翔にサッカーボールキックをお見舞いした この時にも爆発は起きた 「ぐああぁぁっ!!」 大翔は数メートル吹っ飛んだ 「こ、こいつ爆発を…!!」 「そうさぁ!! オレはボムヒュードロイド 爆発人間さぁ」 「そうか… 厄介な相手だな」 大翔は立ち上がった そして再びヒュードロイドに向かった
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