声の正体と敵の影

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ボムヒュードロイドは掴んだ手を両手でしっかりと掴んで、大翔の身体を少し持ち上げ、浮かせた 「くらえぇぇぇぇ!!」 ヒュードロイドは大翔の腹部に強烈な爆発を伴う膝蹴りを決めた 「まだまだぁ!!」 その後も、ヒュードロイドの攻撃の手は止まらず、何回も膝蹴りを腹部に決めた 「ぐ、ぐはぁ…!」 「これで最後だぁ!!」 大翔を掴んでいた手を離し、それによって上から落ちてくる大翔を両腕で挟んだ 「ぐあぁぁぁっ!!」 大翔の叫び声のすぐ後に大爆発が起こった 「なかなか楽しめたぜぇ 仮面ライダーぁ!!」 ヒュードロイドは挟んでいる両腕を開いた 「……うっ!!」 大翔の変身は解除され、その場に崩れ落ちた 「大翔!!!!」 「そう言えば女もいたなぁ お前も連れて帰って、ヒュードロイドにしてやるよぉ」 「嫌よ!! だ、誰があんた達と同じになるもんですか!!」 美樹は後ろに下がりながら啖呵を切る 「我が儘な奴だなぁ じゃあここで死ねよぉ!」 ボムヒュードロイドが美樹に迫る、まさにその瞬間だった
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