その名はV/探偵の訪問

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「どうしたんです? 大きい声なんてあげて」 オレは警官の肩に手を置いて聞いてみた 「いや、この男が毎日毎日しつこくてしつこくて…」 すると男も話始めた 「だから! 犯人はオレかも知れないんだって!!」 意味が全くわからない オレは足を見てみた 間違いなく人間の足だ 象なんかじゃない 「だから冗談はよしたまえ 君があんな足…」 「まぁ待って下さいよ」 オレは警官が早速秘密事項を話そうとしたのをさらっと止めて続けた 「刑事さん、こいつはオレがなんとかしますんで中にどうぞ」 「そうですか…? それじゃあお願いしますね」 そう言うと警官は中に入っていった 「あなたは信じてくれるんですか!?」 男はオレに詰め寄ってきた 「まぁ待てよ まず君の名前は?」 「高梨 大翔です あなたは?」 「オレは風都の探偵 左翔太郎さ…」 「翔太郎さん! オレ…、最近変な夢を見るんです… それがオレが暴れてる夢なんですよ しかも怪物相手に そして夢で見た景色と事件現場が一致するんです」 「なるほど 最近変な物を貰わなかったか?」 「いいえ なにももらってません」 「ならいいんだ また変わった事があればここに連絡してくれ」 オレは高梨 大翔に名刺を渡すとハードボイルダーにまたがった
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