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「乱菊さんから日番谷くんが熱出したって聞いて…大丈夫?日番谷くん」
目の前にいるのは布団からはみ出て横たわる日番谷くん。
あたしは慌てて駆け寄った。
「大丈夫…だ」
大丈夫って顔してないじゃない…。
もう…だからお仕事の無理は駄目だってあれ程言ったのに…
布団を掛けて額に滲んだ汗を拭いてあげた。
いつもと違って弱々しく潤んだ瞳。
こんな姿を部下のみんなが見たらビックリするだろうなぁ
スー… スー…
気付けば寝息をたてて眠る日番谷くん。
あたしはクスッと笑って銀色の髪に手を伸ばしそっと撫でた。
「も、も…」
聞こえてくるのは寝言。
あたしの夢をみてるのかな?
「シロちゃん…」
思わず口元がにやついた。
こんなにもあたしは、
日番谷くんに夢中です。
【君にお熱】
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