22人が本棚に入れています
本棚に追加
「ねえ、雛森って藍染隊長の事好きなの?」
「……へ?」
十番隊執務室。
副隊長の乱菊さんがお煎餅をかじりながらあたしに問う。
日番谷くんは…不在。
「藍染隊長は…憧れの方です」
「なーんだ、あたしてっきり恋なのかと…」
「ちちち違いますよ!あたしだって…好きな人くらいいますよ」
“長年の片想いですけど”
幼馴染みって近い存在だけれど、決して近くはない。
「ふ~ん、雛森が隊長に…」
「でも、叶わなくてもいいんです。日番谷くんが幸せでいることがあたしにとっても幸せですから」
.
最初のコメントを投稿しよう!