憧れ

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「ねえ、雛森って藍染隊長の事好きなの?」 「……へ?」 十番隊執務室。 副隊長の乱菊さんがお煎餅をかじりながらあたしに問う。 日番谷くんは…不在。 「藍染隊長は…憧れの方です」 「なーんだ、あたしてっきり恋なのかと…」 「ちちち違いますよ!あたしだって…好きな人くらいいますよ」 “長年の片想いですけど” 幼馴染みって近い存在だけれど、決して近くはない。 「ふ~ん、雛森が隊長に…」 「でも、叶わなくてもいいんです。日番谷くんが幸せでいることがあたしにとっても幸せですから」 .
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