新しい日々

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「虹河さん…あの、これ…。」 学食を買いに向かおうとすると呼び止める柚葉 そして柚葉は胸の前にバンダナで包まれた箱のようなものを抱えていた まさかその箱のようなものは弁当か!? 「俺にくれんの??もしかして弁当だったりする??」 「はい、朝ごはんの残りがほとんどですけど…。よかったらどうぞ。」 おぉーさすが柚葉 朝ごはんの残り??十分です だって何度も言ってるけど柚葉の飯美味いんだもん 「サンキュー!!なあ柚葉いっしょに飯食おうぜ!?」 あ、言い忘れてたけど今柚葉の周りに人はいない 昼休みだからみんな飯食ってるみたいだな 「いいんですか??」 「当たり前だろ!?ダメな訳ないじゃん。それより屋上で食おうぜ!?」 午前中俺であれだけ疲れたんだ、きっと柚葉はそれ以上に疲れてるはずだ 多分昼休みも教室に来るだろうからせめて昼休みくらいはゆっくりして欲しいなって思って屋上にした訳 この学校の屋上は人がほとんど集まらないからな、ゆっくりできるだろ
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