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「それじゃ、質問タイムは終わりな。じゃあ高峯は虹河の隣に座ってくれ。おい虹河、高峯は学校のこと分からないだろうから色々と教えてやれよ。」
「ちょっとコバちゃん!!なんで虹河なんだよ。俺がやるよ!」
「「「そーだそーだ!!」」」
いちいちうるさい奴らだ
そんなに代わって欲しかったらいつでも代わってやるよ
「だってお前らじゃ何するかわからないだろ!?虹河は多分このクラスで1番しっかりしてるし、虹河の隣しか空いてないし。だから虹河。」
気づいた人もいるかと思うがコバちゃんは生徒を呼ぶとき下の名前で呼ぶ
まあ男子限定だが…
女子はなんで名字なのかと前に聞いたことがあったが、ただ単に恥ずかしくて呼べないんだそうだ
あの時はコバちゃんが意外にも初だと分かり新鮮だったな
さて閑話休題
そんなこと言ったってこいつらが納得するとは思えないのだが…
「確かにそうだわ。俺の隣空いてないし、虹河が1番しっかりしてるわ。」
「「「うん、確かに…。」」」
そうだった…忘れていた…
こいつら馬鹿だからコバちゃんの意見はなんでも正論だと思っているんだった
コバちゃんの意見は確かに正論だろうから断る理由がなくなったな
「しょうがない、んじゃ俺やりますよ。」
また了承しちまった
まあ、あそこまで言われたらやるしかないだろ
別に嫌じゃないから構わないしな
「よっ、俺は橘 虹河。よろしくな。なんかわからないことあったら言ってくれて構わないから。」
俺の隣に座った高峯さんに一応挨拶しといた
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