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風呂から上がると純和風の朝飯がテーブルの上に並んでいた
やっぱ高峯さんって料理上手だな
俺料理できないから尊敬するわ
「ちょうど今準備できたところです。お口に合えばいいんですけど…。」
いやいや口に合わないことは無いと思う
昨日の料理を食べた人間として断言するよ
俺はしっかりいただきますをして味噌汁を啜った
うん、ほらね俺が今までに飲んだ味噌汁の中で1番美味いよ
ほら具の大根だってこんなに柔らかいし
母さんの味噌汁なんてたまに生の大根入ってるときあるもん
「やっぱ高峯さん料理上手だね。凄く美味いよ。」
「そうですか。ありがとうございます。少しだけ残ってるのでおかわりあったら言ってくださいね。」
「うん、ありがと。そうだ昨日はゴメン。高峯さんは俺のこと覚えてたんだろ!?でも俺忘れちゃっててさ。ほんとゴメン。」
ほんとに昨日は失礼なことしちゃったからな
しっかり謝らないと…
「大丈夫です。気にしてませんから。13年も前のことじゃ誰だって忘れちゃいますよ。私もはっきり覚えてた訳じゃありませんしね。」
高峯さんって容姿、料理スキルの他に優しさも持ち合わせていたのか…
優しさの"や"の字も無い生徒会の奴らと大違いだな…あっ!!生徒会で思い出した!!
龍恩寺に高峯さんを生徒会に誘うように頼まれてたんだった…
それと気のせいかな??…気にしてないって言っておきながら悲しそうな表情をしているのは…
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