新しい日々

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「ねぇ高峯さんって前の学校で生徒会やってたんでしょ??」 「はい、一応やってました。アメリカの日本人学校でですけど…。それがどうかしましたか??」 「実はね、うちの学校の生徒会今1人足らないんだよね。高峯さんやってくれないかな??」 昨日龍恩寺からはなんとしても高峯さんを生徒会に入れるようにって言われたけど無理強いはしたくないから高峯さんが断ったら断ったでいいや そんときは慶に書記やってもらえばいいし 庶務の仕事は鳳で十分だからな 「私にできることだったらやりますよ。放課後1人でこの家にいても暇ですから。」 まああの慶でもなんとか生徒会やってるんだから高峯さんなら問題ないだろ あれ??放課後1人ってことは亜樹斗さんと美果さんはどうすんだ?? 「ありがと、みんなも喜ぶと思うよ。さっき1人でって言ったけど亜樹斗さんと美果さんは??」 「お父さんとお母さんはまたアメリカに戻るんです。まだ向こうの仕事残ってるみたいで…。でも仕事終わったら日本に帰ってきて橘君のお家の裏に住むって言ってましたよ。」 確かに俺が隣にいたとき裏と隣で同時に工事してたな 去年の学期末テストのとき裏と隣で同時に工事やられてうるさくて勉強できませんでしたって点数が低い言い訳にしたっけ 話戻すけど亜樹斗さんと美果さんがアメリカに帰るということはこの家に俺と高峯さんで暮らすってことか… 俺が高峯さんを守らなきゃなんねぇのか、責任重大じゃん…
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