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ふと柚葉の方を見ると困ったような、はたまた悲しそうな不思議な表情をしていた
「高峯さんどうかした??」
ここでも気を抜かない俺
龍恩寺にはいずれバレそうな気がするけど村川には何が何でもバレたくないからな
「あ、はい…大丈夫です。」
心配になって聞いてみたんだけど…大丈夫の一点張り
明らかに大丈夫じゃないのにそんな風に言われたって納得できないって
いったい柚葉どうしたんだよ!?
とりあえずここじゃみんながいて話できないな…
「そうだ高峯さん、昼休み中に少し仕事教えたいからついて来てくれない??」
みんなにバレないようにさりげなく2人きりの環境を作る俺
これならさすがの龍恩寺にもバレないだろ
「はい、わかりました。」
やっぱり柚葉の声いつもと違って重いな…
柚葉どうしたんだろ??
俺なんかしちゃったか??
とりあえず理由聞かないと…
このままいっしょに暮らすのは2人とも気を使っちゃって疲れが溜まる一方だからな…
そんなことを考えながら俺たちは資料室へと向かった
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