博麗神社の朝

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長い、長い、夢を見た。 燃えさかる炎のように真っ赤に染まった森の中を、2人の少女が駆けていく夢。 何のために駆けていたのか、その先に何があったのか、その先にあったものは明らかに異質な何かのような気もするが、それが何なのかはハッキリとはわからない。 これが俗に予知夢と呼ばれるものなのか、単なる夢なのかすらもわからない。 そんな些細な悩みも目を覚ませば忘れるだろう。何せ、これは私の見た夢なのだから。
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