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「うん、大丈夫だよ?ありがとう、彼方」
彼方の手をとり立ち上がった凛が微笑むと、嬉しそうに笑っている。
さながら、姫を護る騎士のようだ。
―――――って、おい!
「何か俺が悪者扱いじゃねぇか…」
「他に何があるんですか。僕の大事な凛を押し倒しといて無事でいられるとでも思ってるんですか?大体貴方の下半身には節操という辞書はないんですか。まぁ、貴方の性事情なんかヘドがでるほど興味はないんですけどね。だからと言ってまさか仲間である凛にまで手を出すとは思いませんでしたよ。そこまで堕落していたなんて、しかもそれが生徒会長であり日本を代表する柊財団の御曹司で僕達の友人だなんて。あまりに情けなくて涙もでませんね。いいですか、凛。これからは劉雅に近づいてはいけま…
「!!!――――待て待て待て待て待て!!!
どうしてそうなる!俺はただ、屋上で寝てた凛をつれてきただけで!」 ……ほう?」
…あ、やべ。
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