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朔夜
「おおー、すごい眺めの
良い場所だな!
街が小さく見えるっ」
(感動してはしゃぐように)
シャロン
「良かった、
気に入ってくれたみたいね。
…本当は私より先に、
ユーフィアとミアが見付けて
よく遊んでいたらしいのだけど」
朔夜
「へぇー…」
(ちゃんと聞かず、
景色に夢中になっている)
シャロン
「でも私にとっても
とても大切な場所なの。
ここで二人に出会ったのよ。」
朔夜
「ここで…?」
【回想】
ミアリー
『見て見てユーフィア!
彼処に見えるのが
ユーフィアの家じゃない?』
ユーフィア
『えー?どこだよ?
ミア目ぇ良すぎ…』
ミアリー
『昔から視力だけは
すごく良いんだよねっ!
遠くにいてもユーフィアの事
すぐに見付けられるよ』
ユーフィア
『いいよ見つけなくても。
ったく、ミアは仕事帰りなのに
元気だな』
(苦笑いで)
ミアリー
『…ユーフィアがいつも
一緒に居てくれるからよ。
今日も手伝ってくれてありがとう』
ユーフィア
『……?俺がいるから?
―――何で?』
(予想外の返答にきょとんとして)
ミアリー
『あ…、そっ、それは…!!
…ユ……ユーフィアのことが…
…っ、す……』
(思い切って言おうとして
好きと言いかける)
シャロン
『あら、先客みたい…』
ミアリー
『え?』
エルバート
『そうですね。
どうされますか、シャロン様』
シャロン
『そうねぇ…
他に良い所ないかしら』
- 残念そうにしている
シャロンを見て、ユーフィアが
声を掛ける -
ユーフィア
『あ、あの…良かったら
ここどうぞ。
俺達は気にしないで下さい』
シャロン
『ありがとう…。
ではエルバート、ご好意に
甘えさせて頂きましょうか?』
(ふわっと微笑み)
エルバート
『はい。…感謝致します』
(ユーフィアに向けお辞儀する)
ユーフィア
『い、いえ…そんな…。
あっ、俺はユーフィアと言います。こっちはミアリー…、
あの…貴女は…』
シャロン
『私はシャロン。
シャロン・エリクシーゼ。
こちらは使用人のエルバート。
色々と有名人なのだけど、
普通に友人として接して
頂けたら嬉しいわ』
ユーフィア
『ああ…!!宜しくな、シャロン!エルバート!』
(嬉しそうに)
ミアリーM
『ユーフィア……?何でよ…』
(二人の会話を聞いていて
複雑な気持ちになる)
【回想終了】
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