■ Ⅴ ■

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朔夜 「ふうん…?シャロン達の 初対面は分かったけど、 俺達はどうやって 知り合ったんだろうな? 何でか知らないけど、 俺…過去の記憶がなくて…」 シャロン 「うふふ、どうしたの朔夜? まだ寝惚けているのかしら? …ちゃんと朔夜も一緒に 居たじゃない。」 朔夜 「え…?どこに…、…!?」 - シャロンの顔が近付いてきて 重なったことに驚く - シャロン 「朔夜……」 (強く抱き締める) 朔夜 「シャ、ロン…!? な、なんで……?」 (真っ赤になり動揺する) シャロン 「何でって…二人になりたいと 云ったのは貴方でしょう? だから私、貴方との 想い出の場所へ案内したのよ?」 朔夜 「俺、との……?」 シャロン 「ええ。 ……ねぇ、朔夜は私に 何か言いたいことが あるんでしょ?」 朔夜 「ああ…。でも……」 シャロン 「ふふ、解っているわ。 だからさっきの口づけが 貴方への返事よ? ……でも、ちゃんと言葉で 聞きたいわ」 (少し甘えるような口調で) 朔夜 「……!! 俺は……、シャロンの事が…――」(一瞬ドキッとして、 緊張しながら言おうとする)
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