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―それから私は彼と一緒に暮らすようになった。今まで住んでいた街を出て、私は彼と一緒に暮らした。彼はただ困った様に微笑んだだけだった。
それからは私は彼以外の人と会わなかった。それでも、私は幸せだった。彼と一緒に居れる事が私の幸せだった。でも、ある時不思議に思ってしまったの…。
ねぇ、どうして貴方は変わらないの…?
その時からその思いは私の中に残り続けた。でも、聞けなかった…。
聞けばこの幸せが消えてしまうと思ったから…。
「どうした…?」
彼はそう言って、私を優しく抱き締めてくれる。その度に彼に聞きたくなってしまう…。
ねぇ、貴方はヴァンパイヤなの…?
「---、愛してる…。」
彼のその言葉が、そのキスが、その私を見つめる瞳が私を苦しめていく…。
私も貴方を愛してる。でも…、私はどうすればいいの…?
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