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―彼への愛と自分の中で大きくなっていた疑問に私は苦しんだ。彼はそんな私を見て、とても辛そうな顔をしていた。
そして…、私と彼は…。
「---、俺はヴァンパイヤだ…。」
「どうして…?」
「---が苦しんでいるのをもう見たくない…。」
「…。」
彼はそう言って私を優しく抱き締めた。そして、彼は私の耳元で呟いた…。
「---、俺を殺して…。」
「…っ!?」
「---、愛してる。」
私はいつのまにか持っていた銃で彼を撃っていた。彼は苦しみながらも私を優しく抱き締めてくれた。そして、彼は1度私にキスをして微笑んだ。
「何で…?」
「こ…れで…いい…。」
「どうし…っ!?」
「泣くな…、---、愛…し…」
「いやぁぁーっ!!」
彼はもう2度と私を抱き締めてくれない…。私は冷たくなっていく彼を泣きながら抱き締める。
私は…愛しい貴方を殺してしまった…。
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