5人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし運悪く、向こうがこちらに気づいてしまったようだ。
理沙は車が来ないのを確認して、車道を渡ってこちら側へ来た。
「あんたたち、こんなとこで何やってるわけ?学校が早く終わったからってどっかで遊び歩くつもり?」
「そ…それが何か悪い?」
図星なのが悔しくて私は開き直った。
馬鹿だ、弱み握られるだけなのに……。
「はぁ?良いわけないでしょ。校則で禁止されてるじゃん。あんたら校則違反だよ」
「うっせーよ、関係ねーじゃん」
「だから、私はただ悪い道に進もうとしているクラスメートを止めようとしてるだけなのに…もういいよ。私、先生にチクってやるからね」
ウザい。ホントにコイツ嫌い。マジありえないわ、こういうの。
最初のコメントを投稿しよう!