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「はぁー、もうつきあってらんないね。心々呂だめだよ、こんなやつらと一緒にいちゃ」 理沙が心々呂の手を引っ張る。 「え…あの……っ」 「やめなって、心々呂嫌がってんじゃん」 「嫌がってなんかないわよ、ね、心々呂」 その時、さっきから戸惑っていた心々呂が口を開いた。 「……私は、皆で一緒に遊びに行きたいな。きっと楽しいよ、理沙さんも行こうよ」 その場にいた全員が驚いた。 なんでさっきまで喧嘩してたやつと一緒に? この子は……優しすぎる。 「ちょっ、なんでそうなるんだよ?」 「ぜーったい3人のほうが楽しいよっ」 「…………」 理沙は何故か何も言わない。 「そんなこと言わないで。理沙さんもほんとは一緒に行きたいんだよ、ね?」 「……………」 嘘だー。 それならなんであんな事ばっかり言うんだろ? ほんとに、わかんない奴。 「…はー、ったくそれなら先に言えばいいだろ、ほら行くなら早くしろよ」 「……わかった」 こうして理沙の参加が決まってしまったのだ。
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