プロローグ

16/18
前へ
/42ページ
次へ
アリシアはその目に恐怖する。 藤堂は、自分の目のことでアリシアが恐怖しているのに気付いたのだろう。 すぐさま黒いカラーコンタクトを入れる。 「あの、これは……ちょっと事情があって」 藤堂は子供のようなに慌てて言う。 藤堂響をもう一度、赤い目や、白い髪や肌を置いといて見渡すと、15、16歳なのではないかとアリシアは推定した。 「ぷっ」 アリシアはさっきまでの恐怖はどこへやら、つい可笑しくなって、笑ってしまった。 「何で笑うんですかー」 藤堂は口を膨らませて訴える。 その顔を見て、アリシアはまた笑ってしまった。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加