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アリシアはその目に恐怖する。
藤堂は、自分の目のことでアリシアが恐怖しているのに気付いたのだろう。
すぐさま黒いカラーコンタクトを入れる。
「あの、これは……ちょっと事情があって」
藤堂は子供のようなに慌てて言う。
藤堂響をもう一度、赤い目や、白い髪や肌を置いといて見渡すと、15、16歳なのではないかとアリシアは推定した。
「ぷっ」
アリシアはさっきまでの恐怖はどこへやら、つい可笑しくなって、笑ってしまった。
「何で笑うんですかー」
藤堂は口を膨らませて訴える。
その顔を見て、アリシアはまた笑ってしまった。
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