14人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや、化け物相手には全く動じなかったのに、何でこんなことで慌てるのかなーと思ったら、つい笑っちゃって。ギャップが有りすぎたと言うか何というか……」
アリシアは笑いを堪えながら饒舌に話した。
藤堂は赤面していた。
すると藤堂の左の方から、フードが付いていない、黒いジャケットを着た男性がやってきた。
「隊長、この町の生存者はこの方だけのようです」
と、規律良く、敬礼をしながら報告した。
「そうか。なら一度homeに帰るか」
「home?」
「あー、僕達の家さ」
そう、藤堂は真剣な顔で言った。
そして藤堂は、アリシアに向かって右手を差し出す。
最初のコメントを投稿しよう!