青い瞳

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6時30分に目覚ましが鳴る。 ゆっくりと起き上がり、ベット脇のカーテンを開ける。 ぼんやりと窓の外に目をやると、F駅の通りを1台の車が走り抜けた。この部屋の2階からは、F駅がよく見える。 車が走り抜けた道沿いには、桜の木が立ち並んでいる。 …もうじき満開だ。 この部屋からは毎年花見ができる。 空をみた。 ………いまいちな天気。 リビングへ行き、椅子に座る。 食パンにママレードをぬる。「早くしなさい」と、言われながら食事を済ませる。 いつもと同じ時間に家をでる。 いつもと同じバスに乗る。そして、バス内は見慣れた乗客だ。 ……マンネリ化した毎日。
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