83人が本棚に入れています
本棚に追加
ティアナ「(どや顔が何かムカつく……ん?)」
シェリンのどや顔に辟易していると、マリンが唸りながらシェリンを見ていた。そして、ぶつぶつと文句を言っているのが聞こえた。
マリン「何でよもう……そこまで成長する必要はないんじゃないの?」
シェリン「ふっふーん、マリンちゃんは私のナイスバディに嫉妬してますからね!」
ティアナ「あぁ成る程……」
どうりで、マリンの目つきが怖いはずだった。勝ち誇ったかのようにしているシェリンだったが、思い出したように話を戻した。
シェリン「まぁ、ご覧になった通り、コレで私一人でもある程度の戦闘は可能になったわけなんです」
ニーナ「確かに、その状態は便利ですね」
シェリン「でも、この状態は……魔力の消費が思ったより激しいので、そんなに長く維持できません」
そう言うと、疲れたのか元のサイズに戻り、シュウの頭の上に乗った。
シュウ「と言う事だから、3組に分かれて行動しよう。組み合わせは……俺とマリン。ニーナとティアナ、ジェスとシェリンで行こう」
ニーナ「ちょっと待ってください、それだと緊急時にユニゾン出来ませんよ?」
その疑問には、全員が頷いていた。そう言われたシュウは、しばらく考えて、結局マリンとシェリンはローテーションで組み合わせを変えることで決定した。
組み合わせは決まったが、まだ会議は終わっていなかった。一度、軽く休憩を兼ねて食事をすると、もう一度集まった。
シュウ「調査に出るのは2組。移動には、輸送ヘリを使いたい。残りの1組は、六課に残って不在を怪しまれないようにする事」
ティアナ「そうですね……いきなり6人も消えたら流石に怪しまれますね」
シュウ「あぁ。だから、ヘリを使うときの見張りや、調査中のフォローを留守番組みがする」
最初のコメントを投稿しよう!