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そんな話をしている間に、役員達の居る部屋に着いた。
ヴェロッサ「それじゃ、僕とクロノ提督は外で待ってるよ」
クロノ「まぁ緊張する必要はない、怒られる訳でもないから」
はやて「そやね、そんじゃ行って来ます」
それから2人は、適当に時間を潰すと言って何処かへ行った。4人は、はやてを先頭になのはとフェイト、最後にシュウの順番で部屋に入った。
役員達の話は、はやてが言っていた通りだった。まずは今回の事件に関しての労いの言葉。
それから、表彰や勲章の授与、階級の事等、とりあえず形のあるもので感謝の意を表した。結局、勲章や階級に関しては、4人共辞退したため話は流れた。
そして、六課解散の話しになった時、役員は「エイルに協力した違法魔導士集団の一掃を任務とする」を理由に解散を引き延ばした。
はやて「任務の件、了解しました。それでは失礼します」
最後に敬礼し、部屋を出ようとした時、シュウだけ呼び止められた。
シュウ「……何でしょうか?」
「君には、別で話があってね。六課からではなく、連邦の代表者として話をしておこうと」
シュウ「了解。はやて、下で待っててくれ」
はやて「はい」
3人が部屋を出て、シュウも役員達の方へ向き直った。この時、シュウは前日に思いついたことを実行する気でいた。
シュウ「(ホント、こんなに早く機会が来るとはな……)」
内心でそんな事を考えながら、役員達の連邦の最高議会へ今回の事を上手く報告しておくように頼む事や、これからも宜しく。みたいな話を聞き流していた。
「私達からは、以上だ。君からは……何かあるかね?」
シュウ「自分ですか?そうですね……部下とも話をしていたんですが、『エヴァン・イシュル・ジル』。もう90過ぎた高齢なのに、よくあれだけの力に財力、そして……中の情報を持っていたなと」
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