闇の片鱗

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だが、その日は少し違った。 予定の時間になっても、ニーナとマリンしか集まっていなかった。 ニーナ「シュウは?」 マリン「出る時にシェリンに連絡したら、繋がったけど……義父さん以外にジェスさんにティアナさんまで遅れるってのは驚きです」 一方で、遅れている4人は、隊舎内で予想外の事態に陥っていた。 シャマル「うふふふふ」 シュウ「シャマル……こんな夜中にどうした?」 シャマル「それはコッチの台詞よぉ~シェリンちゃんまで連れて。夜遊び?浮気?」 シェリン「マスターは、そういうのバレない様にする人です!」 シュウ「ちげぇよ!変な事言うな!……で、何か用があるんだろ?でなきゃこんな時間に会わないだろ」 怪訝な表情でシャマルを見る2人。すると、シャマルはポンと手を叩き、一枚の書類をシュウに渡した。 シャマル「退院してからの怪我の具合の経過報告。早いうちに本局で診て貰って、診断書もらってきて?コレはその通知書」 シュウ「あー、最近忙しいから忘れてたよ」 通知書を受け取ると、ポケットに突っ込んだ。急ぐ2人だが、それから10分シャマルに捕まり、世間話に付き合わされる事になった。 ジェスは、格納庫の近くまで来たまでは良かった。だが、シグナムに見つかっていた。 シグナム「こんな時間に……どうした」 ジェス「え!?っと、訓練だよ訓練」 シグナム「そうか……ならば私も一緒にいいか?」 ジェス「いや、その……」 咄嗟に吐いた嘘に乗ってきたシグナム。それに慌てながら、ジェスは何とか離れる理由を考えた。 ジェス「ひ、秘密特訓なんだよ!それこそアレだ!なのはが知ったら怒るような内容」 シグナム「成る程、知られてはテスタロッサも困るからな」 ジェス「何でフェイトの名前が出てくる……」 シグナム「なんだ、主はやてからそう言う関係だと聞いたぞ」 ジェス「どういう!?」
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