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ティアナ「分かりました」
ニーナ「了解」
シュウ「到着までそんなに時間は掛からないな、とりあえず……ちょっと休憩と会議だ」
そう言うと、まずシュウとティアナ、ジェスは遅れてきた理由を話した。全く想定外だったシグナム達との遭遇。これは、はやてがヴェロッサから話を聞いてから指令を出したモノ。
ニーナ「まぁ、はやてさんが指示したんでしょうが……完全に気付かれたんでしょうか?私達のしている事」
シュウ「コレまで動き回ってたから、査察部も何か勘付いたんだろう。それに加えて、最近の俺達の様子から考えて、深夜の巡回でもさせたんだろう」
正解だった。それに、撒いたとは言え、様子がおかしい事は既に気付かれている。しばらくすれば、本格的に自分達へ何か動きが見られるだろう。
シュウ「だがまぁ、バレたらバレたで対処すればいい。とりあえず、施設の事に集中しよう」
<マスター、まもなく到着です>
シュウ「分かった、自動操縦から手動に切り替え。施設の警備システムに探知されないように誘導してくれ」
<了解>
それから、屋上にヘリを止めると、先ほど決めた組み合わせで調査を開始した。施設は、本館と別館に分かれており、本館にはシュウ、シェリン。ティアナ。別館を残りの3人が調査する事になった。
研究施設の所員に見つからないよう、シュウがセキュリティルームを見つけた時、ティアナが何か物音を察知した。
ティアナ「先生、何か音しませんでした?」
シュウ「ん?何も聞こえなかったぞ」
ティアナ「そうですか……と言うか、誰も居ませんね。セキュリティチェック甘いですよね」
シュウ「巡回でもしてるんじゃないか?えっと……監視カメラを全てシャットダウンしないとな」
コンソールを叩きながら、本館と別館に設置されている監視カメラのスイッチを落とした。
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