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「そこ! 詞投!ここをよめ!」
ん…?ムニャムニャ…。
「詞投!」
「あ、はい!…えーと?」
まだ、寝たり無さそうなな男の子
詞投賢勇(しなげさかお)
がこれまた寝むたそーに口を開いた。
「あ~。眠ってました。すいません。」
と言ったそばから…ぐーぐーと、机につっぷして幸せそうに眠っていた
クラスのみんなが、どっと笑った
「ったく…。おい。起きろ。…………起きろって言ってんだよ、このやろう!!」
と、賢勇の隣りの席の賢勇の親友の、小地直人(おちなおと)が…ぶちぎれた。
クラスの皆はもちろん
先生も、びびっていた。
だが、肝心の賢勇は…ぐーすかぴーすか眠りこけていた。
キーンコーンカーンコーン
お昼休みを告げるチャイムが鳴った
がたがたっ
起立 礼
と、言い終わった瞬間賢勇はマッハの早さで図書館裏のベンチに向かった
ずどどどど………………
その姿は色んな意味で見るもの全てが振り返った…
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