18人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
「ここも、もう手遅れか……」
アクセルはそうつぶやくとアクセルを全開にして車を走らせた。
アクセルは警視庁捜査一課の隊長だ。
最近、この辺りで連続殺人事件が多発している。
被害者の特徴として、体に大きな痣(あざ)があったり傷があったり、確実に人間がつけたものではない。
警視庁捜査一課は本来現場に出ることはない。
しかし、アクセルは現場というものを実際に見てみたかった。
来てみればこの有り様。
建物や神社は破壊され、無数の死体が大きな円を描いている。
「ふっ、怪物でもいるのか?」
アクセルはそう思い、アクセルを全開にして次の現場へ向かう。
最初のコメントを投稿しよう!