少女ロゼッタ

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ある大きな国の話です。 そこにはたくさんの薔薇が植えられている薔薇庭園があり、人々は城のことを『薔薇の城』とよんでいました。 その城には姫がおりました。ロゼッタという名の、それはそれは美しい方です。 「今年も薔薇が綺麗に咲きましたねお母様。大臣は気が利きますっ!」 「ええ、本当。下手に庭師雇うよりずっと良い仕事してくれるわね」 ロゼッタは母と何気ない会話をするのが楽しみでした。
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