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アオイさんに着いていくと一番角の席に案内された
「ご注文お決まりなさいましたらこのベルを鳴らして下さいませ」
大きさは小さくピンクのリボンがついたベルをおきアオイさんは奥へと消えていった
(何にしようかな・ ・・。)
迷っていると近くから声がした
「ねー君さここ初めて?」
周りが薄暗かったせいなのかそれとも彼がこの場所にとても溶け込んでたことで 気づかなかったのか郁は声をかけられて驚いてしまった
郁がおびえてるとまた声がした
「僕はポプリ会員No.1ナオといいます」
『会員No.1ってどうゆうこと?』
少し店の薄暗さに慣れたせいかナオとゆう彼の顔がはっきり見えてきた
ナオは眠たそうなたれた目で郁を見つめながら言った
「知らないんだ・・。ポプリは一度きただけで会員にされるんだ。ポプリは会員制のある喫茶店なんだ。しかもここには何故か問題を抱える人しか来られない不思議な喫茶店なんだ
。」
その話を聞いてると名前を最初に聞かれたのも会員登録されるためだと思い鳥肌がたってしまった
「しかもね。通いたくなくても臭いに誘われて毎日勝手にここに来ちゃうんだ・・・。」
『どうゆうこと?』
ナオは目を擦りながら言った
「何も知らないだ。ここは問題を抱えている人しか入れない
だから問題が解決するまでここからは出れないってこと」
『じゃあナオもなにか問題があるってこと?』
「僕は・・・・。」
「ご注文はお決まりでしょうか?」
話しを遮るようにアオイさんが涼しげな顔で立っていた
『えっとじゃあホットココアでお願いします』
「かしこまりました」
不意に見せる柔らかなアオイさんの表情に見とれてるとナオに声をかけられた
「せっかく郁みたいな人に会えたのに」
『どうゆう事?』
ナオの言葉の意味がわからなかった郁は首をかしげた
「だって僕の問題は何って聞いてくれたのも郁だけだし郁にはほかの人とは違う何かを感じたんだ」
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