半分の月

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半分の月

  その夜空は、無数に輝く星達と半分だけの月が綺麗だった。     なぁ…いつだろうな。     一緒に夜空を見たのは…。     重い病気を持っている君は、 「私…たぶん死ぬの。」   なんで…笑いながら言えるんだよ…   死ぬかなんて…まだ、分からないだろう?   なんで、諦めてんだよ…   分かんねぇよ…     全然分かんねぇよ……       神様…もし願いが叶うなら、彼女を助けてあげて下さい。     彼女に笑顔をもたらして下さい。     彼女に生きる希望を与えて下さい。       それが今、僕に出来る最大限の望みです…。
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