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「孝弘じゃあ無理だよ」
僕はそんな声に怒りを感じながらも振り向いた。
「なんでここにいるんだよ……」
そこには兄貴の隆太が笑って立っていた。
「理由は簡単だよ。君の彼女さんと孝弘を殺しに来たんだ。」
「じゃあなんで彩が死んでいるんだ!」
兄貴は笑い続けたまま説明を続けた。
「孝弘がまた彼女を殺そうとしてるのに気づいてね。それを横取りに来たんだ。」
それを聞いた僕はまた奪った兄貴に彩に刺さっていた包丁を向けた。
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