*辛口な彼氏。

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あたしが聞きたいのはお説教じゃなくて、先輩の気持ちなんだってば… いい加減気づいてよ。 あたしはソファに横になった。 先輩の呼び掛けにも応じず、テーブルに置いてある花瓶をただ見つめていた。 ひまわり…あたしの好きな花。 まさかね、あたしの好きな花だから?だなんて自惚れちゃだめだよね。 「お前なぁ…」 先輩が言おうとしたのを遮り 「一億年早いんでしょ?」 どこか得意気に言うあたしを見て、先輩は溜め息混じりの舌打ちをついた。 生徒会長の小池蒼也先輩は、皆から完璧王子様って呼ばれてるのに、あたしには冷たい。 まぁ、皆が知らない先輩を知ってるのは、それだけで優越感はあるけど。 あたしだけに見せる優しさなんて、今まで感じたこともない。 プライドなんて関係なしで、一回ぐらい…好きって言ってくれたっていいでしょ?    
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