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「普通、彼女とするんですよ!そういうことは!」
あたしの言葉に、先輩は目を丸くした。
「だってお前…俺に告白しただろ?」
「へっ…」
口を開けて、ポカーンとしているあたしに、先輩は唇を重ねる。
長く、深く…私は初めて感じる感覚に戸惑いを隠せずにいた。
「面白いやつだな。
名前は?」
「宮内…遥です」
あたしの名前を聞くと同時に、あたしの携帯をいじり始めた。
「遥ね。
俺を楽しませてくれよな」
そう言って、また唇を重ねる。
こんなにキス魔だったなんて…どんどん先輩のイメージが崩れていった。
これが、あたしと先輩の付き合うきっかけ。
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