海の少女①

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「はぁ?どんな感じに?」 何で俺に言うんだろうと思いながらも聞いてみた 「夜中に突然起きてね…1人でブツブツ何か言ってるの 今はカーテンの向こうで寝てるけど…」 「寝言なんじゃねぇの? 他に変わったこととかはないの?」 「あとは…看護師さんたちが言ってるのを聞いたんだけど 最近夜になるとびしょ濡れの女の子が廊下にいることがあるって…」 「…まさかな…」 そう言った瞬間、カーテンの向こうから 「ど…?わ……の………は……?」 篠原の声がした 「ち…千春!!どうしたの!?」 中林が勢いよくカーテンを開ける 「あっ!おまっ…開けない方がいいんじゃないか?」 遅かった 中林はカーテンを開けてしまった
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