愛したのは、目の前にいる相手だった

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    「ん…セイジ…」   「なんだ?エイジ」     今、2人は、自室のベッドの上。     2人は、いつも、同じ部屋にいる。 寝る時は、同じ部屋だけど、別々に置かれたベッドで寝る。     だが、今は学校から帰ったばかり。   制服を脱ぐと、2人は下着一枚になり ベッドに転がった。 そして、向き合う。        「セイジ、キスして…」   衛二は、目を細めてつぶやく。     「エイジ、キスしたかったら自分からしろって言ってるだろ?」   「でも…セイジからしてほしいんだ」     「ったく、しょうがねえな」       成二は微笑むと、衛二の唇に優しく口づけた。       「ん…セイジ‥」   「エイジ、好きだよ」     2人は双子の兄弟であり、そして恋人同士でもあった。     恋人となって、まだ一年もたたないけれど 2人は、目の前にいる恋人が大好き。      
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