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おっとりとした見た目だけで判断するとそこはかとなく優しそうな優奈母の登場だ。
その表情には笑顔が貼りついているみたいになっている。
「まさかあなたが泣かせたわけじゃありませんよね?」
と優奈母は、父に対して言う。
「それは・・・」
父は核心をつかれたように押し黙る。
(そりゃ当たり前だ。
父のせいでもあるからな。)
「何も言えないって事は・・・
あなたが犯人決定☆」
と言うと優奈母は、父のシャツを掴み店の奥へ引っ張っていく。
途中で「助けてくれ~」とか言ってたがそれを実行に移せばお人好し称号ゲットという廃人街道まっしぐらだろう。
そんな俺の生活は一見やすっぽくもあるが満ちあふれていて温かな日常だった。
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