序章

2/10
前へ
/20ページ
次へ
 言霊使いとは「言の葉」を武器に闘える者。  普段何気なく使っている「言葉」には一つ一つ意味があり、それらは全て微力な「力」を持つ。  その「言葉」を選び・組み上げ、破壊等に用いれる程の術式にして行使出来る者を"言霊使い"と言う。  そしてその言霊の力は「体」に作用するのではなく、「心」に作用する。  この話はとある言霊使いの一族の少女と、とある方位神とのせつない物語……。  どうか「私」を忘れないで……。  その「心」に「私」が居るならば……。  どうか最後まで傍に居られなかったことを赦して……。  「私」は後悔もしない、だって私は貴方が………。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加