1.はじまり

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「分かるか!? みんながEとかFとかGとかHとか買ってるのに、私だけAを買わなければいけないこの屈辱を! 推定Cで一人っ子なお前にゃわからないだろう? このビッチが! 彼氏が盛っているのをいいことに成育されやがって!!」 「そろそろ泣いていい?」  パック牛乳をじゅーっと吸い、目の前に座る親友もどきを見る。  沖 笹舟(おき ささふね)は私の幼馴染で貧乳仲間だったが、私がくっつけてやった彼氏と熱々な所為で、Cあたりまで成長した。無論乳が。 「笹舟は名前からしてなよなよしているべきだ」 「うん。だから私泣くわ」  まあそんなことは聞いていないわけだけど。
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