~マッド・ハッター~

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お茶会に少し近づいてみる。 やっと人の顔が判別できるくらいまで近づいたとき、思わずあっと声を出しそうになる。 三人の人のうち一人が見知った人物に酷似していたからだ。 その相手がこちらに気付いた。 「あれ?有栖川じゃん」 ビンゴ。 酷似とかじゃなくてどうやら本人らしい。 「もしかして…三ッ木君…?」 「あったりまえじゃん。もしかして忘れちゃった?」 忘れるわけないじゃないですか。 同じ委員会で私に仕事押し付けてサボってばっかりのクラスメートの顔など!!!
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