第一話

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  理穂 「ここに来ていると言うことは貴方達も招待された客なのですよね? それでしたら関係あります」 ナレーター 「男に睨まれても平然としながら二人の間に入って男を見上げる」 理穂 「喧嘩しに来たのなら帰って下さい」 拓真 「チッ…」 ナレーター 「不機嫌そうに舌打ちをすれば男は中の方に進んで行った」 祐樹 「ありがとうございますっ」 ナレーター 「呆然と二人の様子を見ていたがハッと気付けば慌てて頭を下げる」 理穂 「貴方も男ならしっかりして下さい」 祐樹 「うぅっ…すみません」 理穂 「では、私は中に入ります」 ナレーター 「しゅんっとした男を見れば小さくため息をつきながら告げれば女はそのまま旅館の中に入って行く」 祐樹 「格好いい…」 ナレーター 「去って行く女の後ろ姿を見ながらぽつりと呟くも自分も旅館に入らなくてはならないので慌てて中に進んで行った」  
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