白龍

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溜まり場は地元付近の公園 学校からじゃ相当距離があるから いつも征の単車のケツに乗って 溜まり場に向かってる え?仲悪いのにって? 親父の言い付けと総長命令だから 従うしかないっしょ? 「ほら、昼はメットしな!!」 「わかってるって!!」 投げられたメットを受け取って 被りながら言った 「そんじゃ行くぞ?」 ブロォォォン うちは自分で単車に乗るのも好きだけど ケツに乗るのも好きだ 何も考えずただ風と空を 感じてればいいから 嫌なこと全部忘れられる気がする―― 夕焼けで真っ赤に染まる この風景が一番好きだ 「綺麗だな!!?」 「え?あぁ....うん」 いきなり振られて焦ったけど 穏やかに言葉を返した .
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