月ノナイ夜

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……それこそが、イリーの狙いだった。 「なっ!?」 刹那、空間移動で現れたベレトが子供を抱えて後方へと飛び退く。 それに驚きの声を上げる執事に、クルリと長柄を回転させる。 「悪い子には、お仕置きです!」 そして見た目が少女な使い魔は、刃ではなく柄の方を相手の鳩尾に叩き込んだ。
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