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プルルルルルルルルプルルルルルルルル…
早朝から携帯が鳴る
「ん~…」
ベットから携帯ののっている台に手をのばす
「はい、」
「おはようございます、昨日の電話ありがとうございますこちら、DG事務局です」
「あぁ、はい、…」
昨日…あぁ、あのクイズ番組か…
ゆっくり起き上がった
「今から貴方にクイズを出します」
「はい!?クイズ番組だから、電話で問題出しても意味ないでしょ!?」
「これは、軽い面接と思って下さい」
面接…まぁ、たしかに人数多いからな…仕方ない…
「…あ、はい、」
「それでは出題します、」
「はい、」
「第一問、8+9は?」
「は!?」
簡単すぎるでしょ…
「答えを、お願いします」
「じゅ…17、」
「おめでとうございます、二回戦進出決定いたしました」
「はぁ、…」
…おかしいだろこれ、…
簡単すぎる…これで二回戦進出とか…
「では、また、」
そう告げられると、電話が切れた
プッープーップーッ…
こんな簡単なクイズ…大丈夫かな…
これだったら、願い事…いろんな人が叶うじゃん、
そんな甘い考えでいた
そう、このゲームの罠に引っ掛かってしまった
引き戻す事のできないゲームの始まりにすぎなかった
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