始まり始まり

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深夜2時 俺は、ベッドでまどろんでいた。 いや、幸せに浸っていたとも言える。 なぜなら、俺の腕枕で彼女が寝ているから。 スヤスヤと幸せそうな寝顔でねているから。 今日は、彼女・・・サチと付き合って1ヶ月記念日。 その瞬間を迎えようと、彼女に俺の家に誘ったら、恥ずかしがりながら 「うん。」 と言ってくれた。 そして、記念日を迎えた瞬間、俺と彼女は1つになった。 彼女とは、同じサークルの先輩後輩の関係で、彼女は今年大学生になったばかり。 飲み会で意気投合し、お持ち帰りこそ出来なかったけど、告白して即付き合う事になった。 そして今日、二人は結ばれたのである。 本当に俺は、今幸せだ。 しかも、サチは俺が初めての彼氏みたいで、何をするにも俺には初々しく感じる。 とにかく今、俺に抱きつくように眠っているサチを見ながら、俺も寝ようとしたとき、 ピンポーン 玄関のチャイムがなった。
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