第1幕:入学!明星学院!

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「仕方ねぇなぁ。代わりに今度缶ジュース奢ってやるよ」 「安っ!え、俺の高校生活って120円ぐらいの価値なの!?」 「そんな事はねぇぞ。頑張ったらペットボトルに昇格する」 「地味な昇格だねっ!?」 変わらない会話を繰り広げていると、校庭から悲鳴に似た叫び声が聞こえた。 「何すんのよ!?」 柱から顔を覗かせて様子を見ると、声のした方を見てみると女子と先生が口論していた。 どうやら女子の方で何か悪さをしたらしい。 「校内でのビラ配りは校則違反だぞ!今すぐにやめなさい!」 「何よ!ウチが自分で作ったビラなんだからいいじゃない!」 「それが駄目だって言ってるんだ!ちょっと来なさい!」 先生が生徒指導室に連れていくべく女子を引っ張ろうとしたが、女子も連れていかれまいと抵抗する。 そのせいで配っていたビラがバラバラに散ってしまった。 その内こちらに来た一枚を松浦が拾って読み上げていた。 「『演劇部員募集中。必ず一年生は来い!』だってさ、誘い方が大胆だねぇ」 「ふーん・・・」 「・・・何だよ?ぼーっとしやがって」 「あぁ、悪いな」 今だに暴れている女子を見て気になる事があった。 袖やスカートの裾のラインの色から同じ一年だと分かる。 しかし気になった事は別にある。 「あいつ、何処かで会ったような・・・・・・」image=420137067.jpg
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