小説家は微笑む

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「ところでさ、ヒロ。明後日から1週間暇?」 「暇は暇だが・・・去年みたいなことさせるきか?」 「もうさせないからさ」 去年の夏休み、こいつが同じことを言って連れられたのが、米の収穫作業だった・・・。 「じゃあなんでだ?」 「ただの里帰り。・・あぁそいえば、従兄弟も来るって言ってたな。」 「従兄弟?」 「そ。俺の親父の兄貴の子供。上が23で下が16だったかな。」 「俺年上苦手。」 「気にしない、気にしない。」 結局、独断で行かされることになった。 明後日からか・・・・ まぁ夏休みは長いから別にいいか。 その後は、何の関わりもない話をして、二人で帰った。
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